OSMO POCKETレビュー タイトル

3軸ジンバル一体型小型カメラの先駆けとなったDJI社のOSMO POCKET(オズモ ポケット)をご紹介します。

3軸ジンバルとは

そもそも「3軸ジンバル」って何?と思われている方もいらっしゃるかと思います。

「3軸ジンバル」とは、「水平方向」「垂直方向」「回転」のそれぞれの「軸」に対してセンサーで動きを検知して、各軸に搭載されているモーターにより、水平を保ったり、揺れを吸収するよう制御できる機構です。

DJI OSMO POCKET とは

DJI社のOSMO POCKETとは、手持ちタイプでDJI社史上最も小さい3軸メカニカルジンバルと小型カメラを一体にしたポケットにすっぽりと収まるカメラです。

小さくても4K/60fpsの高画質動画の撮影が可能

1/2.3インチセンサー(12メガピクセル)を搭載し、4K/60fpsの高画質動画の撮影と可能にしています。

FOV(視野角)は80度となっております。

セルフィーでは少し画角が狭く感じる場面があるかもしれませんね。

アクティブトラック搭載

アクティブトラックとは、ディスプレイで被写体をタップするだけで、被写体を自動で追いかけてくれる機能です。セルフィーモードでは、自動でフェイストラックが起動し、画面中央に撮影者の顔が収まるようにカメラが追随してくれます。

DJI OSMO POCKET の外観

正面には1インチのタッチディスプレイ、録画ボタン、電源/切替ボタン、ユニバーサルポート、マイクがあります。

ユニバーサルポートは、USB Type-CやLightning端子を取り付けてスマートフォンに接続したり、他のアクセサリを取り付けることができます。

本体左側面には、MicroSDカードスロットがあります。

本体側面にはUSB Type-Cコネクタがあります。

DJI OSMO POCKETの設定

電源を入れると、上下左右に準備運動してタッチディスプレイにカメラのプレビューが表示されます。

タッチディスプレイを上から下へスワイプすると、設定画面になります。

設定画面をさらにタップすると、バッテリー残量、キャリブレーション、MicroSDカード残量などが確認、設定できます。

設定画面で左から右へスワイプすると画質設定になります。

設定画面から右から左へスワイプすると、タッチディスプレイのプレビュー表示サイズ変更、AF設定、PROモード切り替え、ディスプレイ明るさ設定、防水ケース設定の切り替えができます。

ジンバル設定

カメラのプレビューが表示されている状態で、タッチディスプレイを下から上へスワイプすると、ジンバルの設定画面になります。

ジンバルを中央に戻したり、カメラの向きをセルフィーモードに切り替え、ジンバルの応答速度の切り替え、ジンバルモードの切り替えができます。

ジンバルを中央に戻したいときは、切替ボタンをダブルクリックしても行うことができます。

  • フォローモード:上下・左右だけ追随するモード
  • チルト固定モード:左右だけ追随するモード
  • FPVモード:上下・左右・回転の全てに追随するモード

切替ボタンをトリプルクリックすると、カメラが180度回転してセリフィーモードに切り替わります。

撮影モード設定

カメラのプレビューが表示されている状態で、タッチディスプレイを右から左へスワイプすると、撮影モードの設定画面になります。

モードは、写真、ビデオ、スローモーション、タイムラプス、パノラマがあり、さらに右から左にスワイプすると設定画面になります。

  • 写真:比率(16:9、4:3、3:2)、カウントダウン
  • ビデオ:解像度(4K 16:9、2.7K 16:9、1080P 16:9)、フレームレート(24fps、25fps、30fps、48fps、50fps、60fps)
  • スローモーション:1080P 4倍
  • タイムラプス:タイムラプス、モーションラプス、ハイパーラプス
  • パノラマ:180度、3*3

プロモード設定

カメラのプレビューが表示されている状態で、タッチディスプレイを上から下へスワイプして、設定画面を出して、右から左へ3回スワイプすると、プロモードの設定画面になります。

タップすると、通常モードとプロモードが切り替わります。

プロモードに切り替えると、カラー、ホワイトバランス、露光、マイク音量を設定できるようになります。

これらの設定は、プレビュー画面の左上の「PRO」と表示されているところをタップすると設定画面が表示されます。

DJI OSMO POCKETアプリ「DJI Mimo」

スマートフォンアプリ「DJI Mimo」は、スマートフォンからOSMO POCKETを遠隔操作、写真や動画の転送、ファームウェアのバージョンアップを行うアプリです。

ユニバーサルポートにUSB Type-CやLightning端子を取り付けてスマートフォンに接続すると、DJI Mimoが起動します。

私は、三脚に固定したり、ロッドに取り付けている場合、Lightningの延長ケーブルを使ってiPhoneと繋いで使っています。

豊富なオプションアクセサリー

豊富なアクセサリーがオプションとして用意されているのはユーザーとして嬉しいです。

DJI社製以外にも、社外品でも豊富なアクセサリーが販売されているのも大変嬉しいです。

ワイヤレスモジュール

Osmo Pocketとスマートフォン間を、BluetoothもしくはWi-Fiで接続し、シームレスな遠隔操作と伝送を実現します。

コントローラーホイール

パン&チルトの正確な制御ができるダイヤルと、2つの操作ボタンを搭載し、撮影の構図をより自由に設定できます。

防水ケース

Osmo Pocketを防水ケースに入れると、水深60 mまでスムーズな映像撮影が可能に。潜ってクローズアップ撮影したり、低照度環境下でもクリアな映像を撮影したりできます。

Kenko K-DW 広角レンズ

カメラ用品を発売しているKenko(ケンコートキナー)から発売されている0.6倍ワイドコンバージョンレンズです。

OSMO POCKETのレンズ部にマグネットで張り付くようになっています。

ulanzi OP4K 広角レンズ

カメラ用品を発売しているulanziから発売されている0.6倍ワイドコンバージョンレンズです。

K-DW同様、レンズ部にマグネットで張り付くようになっています。

ulanziからOP-5広角レンズが発売されていましたが、画質低下や歪みが大きいという難点があり、2020年に改良版としてOP4Kが発売されました。

ulanzi OP-7 マウントホルダー

OSMO POCKETを三脚やアクションカメラマウントに取り付けるには何かしらのアクセサリーが必要になります。

そこで愛用しているのが、ulanzi OP-7になります。

OP-2がありますが、USB Type-Cで繋いでいるだけなので、屋外で使うには抜け落ちてしまう不安がありました。

OP-7はしっかりとホールドされ、底面に三脚1/4インチネジ、背面、側面にGoProで使われているアクションカメラマウントが付いています。

気になった点

OSMO POCKETにも日付、時間合わせのメニューがありません。

日付と時間を合わせるには、DJI Mimoアプリで接続すると同期されるとのことです。

3軸メカニカルジンバルで手持ちでも手ブレの少ないニュルニュルとしたカメラワークの動画が撮影できるとはいえ、三脚やマウントに取り付けるための機構は標準で搭載してほしいところですね。

まとめ

「POCKET」と名前につくように、ポケットにすっぽり収まり、さっと取り出して撮影できる便利なカメラだと思います。

価格は、日本正規代理店が販売しているOSPKJPで4万円前後で販売されていますので、手軽に手ブレが少ない4K60fpsの高画質動画が撮影出来ることを考えるとコストパフォーマンスは良いのではないでしょうか。

アクセサリーがDJI社製、社外品で豊富に販売されていますので、自分好みに使いやすいように使い方をアレンジするのも楽しいのではないでしょうか。