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3軸ジンバル一体小型4Kカメラの先駆けとなったDJI社のOSMO POCKET(オズモ ポケット)が進化して「DJI Pocket2」となって発売されましたのでご紹介します。

3軸ジンバルとは

そもそも「3軸ジンバルって何?」と思われている方もいらっしゃるかと思います。

「3軸ジンバル」とは、「水平方向」「垂直方向」「回転」のそれぞれの「軸」に対してセンサーで動きを検知して、各軸に搭載されているモーターにより、水平を保ったり、揺れを吸収するよう手ブレなどを制御できる機構です。

DJI Pocket2の進化したポイント

レンズが広角に

先代「DJI OSMO POCKET」は35mm換算で26mmでしたが、「DJI Pocket2」は20mmへと画角が広がりました。

Createrコンボには、純正の広角レンズアタッチメントが同梱されており、これをレンズ前に取り付けるとFOV 110度、焦点距離 15mmに広げることができます。

イメージセンサー大型化

イメージセンサーが1/2.3インチから1/1.7インチへと大型化しました。F値が1.8の明るいレンズと合わせ、より多くの光をセンサーに取り込めるようになりました。

デジタルズーム対応

静止画の写真撮影では最大8倍までのデジタルズームに対応しました。

ただし、動画では1080pで4倍ズームまで、2.7Kで3倍ズームまで、4Kで2倍ズームまでとなります。

内蔵マイク機能強化

内蔵マイクが2つから4つに倍増され、4方向からの音をとらえることができます。

三脚アダプター付き

先代「DJI OSMO POCKET」では、三脚に取り付けたい場合、何かしらのマウントアダプターを別途購入する必要がありました。

「DJI Pocket2」では、その面のカバーを外し、付け替えることができる三脚ネジ穴付きのアタッチメントが付属しています。

PROモード

タッチスクリーンを上から下にスワイプすると、機能設定、画質設定などのメニューが出てくるのですが、この中で「PRO」モードの切り替えがあります。

「PRO」モードに切り替えることにより、プレビューの画面の左上に「PRO」マークが表示され、その部分をタッチすると、カラー、ホワイトバランス、露光、マイク音量を設定できます。

マイク音量が小さいなと思ったら、PROモードに切り替えてマイクボリュームの調整をお勧めします。

撮影モード

撮影モードには、動画撮影、静止画撮影、スローモーション撮影、タイムラプス撮影、パノラマ撮影のモードがあり、それぞれのモードで、解像度やフレームレート、その他設定を行いようになっています。

動画撮影モード

動画撮影の解像度は4K Ultra HD、2.7K、1080p FHDから選べ、フレームレートは24/25/30/48/50/60fpsの中から選べます。

今回搭載された機能でHDR動画では、2.7K、1080p FHDのどちらかの選択となり、4Kでは撮影できないのが少し残念に思います。フレームレートは24/25/30fpsの中から選べます。

静止画撮影モード

シングルショットでは、16MP(メガピクセル)、64MPとなっており、64MPの高解像度の写真撮影が可能になりました。

先代「DJI OSMO POCKET」では12MPでしたので、かなり進化しました。

スローモーション撮影モード

スローモーション撮影では、解像度は1080p FHDに固定され、4倍(120fps)、8倍(240fps)から選べます。

タイムラプス撮影モード

メニューからタイムラプスを選択すると、タイムラプス、モーションラプス、ハイパーラプスをさらに選択するようになります。

タイムラプス、モーションラプスを撮影する際には、本体を三脚にしっかりと固定して撮影する必要があります。

パノラマ撮影モード

パノラマ撮影では、3×3、180度から選べます。

撮影の際には、ジンバルが動いて、順番に静止画を撮りますので、本体ができる限り動かないように出来れば三脚に固定することをお勧めします。

DJI Pocket 2 Creatorコンボ

標準のセット以外に、様々なアクセサリーがセットになった「DJI Pocket 2 Creatorコンボ」があり、広角レンズ、Do-It-Allハンドル、ワイヤレスマイクトランスミッターなどが同梱されています。

Do-It-Allハンドル

Do-It-Allハンドルには、Wi-Fi & Bluetoothモジュールが内蔵され、スマートフォンアダプターを使わなくてもワイヤレスでスマートフォンとの連携が可能になります。

ワイヤレスマイクトランスミッターとの接続もDo-It-Allハンドルを使用します。

さらに便利なのは、底面に三脚に固定するための1/4インチネジ穴があります。USB Type-Cコネクタは背面にありますので、固定した状態でもモバイルバッテリーなどで給電しながらの撮影も可能になります。

気になった点

バッテリーで駆動時間が、先代とほとんど変わらず1080p/24fpsの動画撮影で最大140分ですので、旅行で一日持ち歩いて4Kで撮影するには、モバイルバッテリーで移動中には充電するなどの工夫が必要になります。

三脚ネジ穴付きのアタッチメントが標準で付いているのは評価できるのですが、USB Type-Cコネクタが底面にあり、1/4インチネジで三脚などに固定した状態では、給電しながらの撮影ができない事でしょうか。

まとめ

先代「DJI OSMO POCKET」で改善が期待されるポイントのうち、画角が焦点距離20㎜と広くなり風景などの撮影をメインにしている私にとっても嬉しい進化です。

さらに広角にしたい場合、純正の広角レンズがあるというも嬉しいですね。さらに良い広角レンズが社外品で発売されることも期待しています。

タイムラプス撮影での撮影間隔が先代では2秒からしか選べませんでしたが、1秒間隔から選べるので大変重宝しています。

「DJI Pocket2」が来てからは、先代「DJI OSMO POCKET」の出番がすっかりと減ってしまいました。